業務用エアコンを長く安心して使うために|ガイドラインに沿った保守・点検と予防保全の重要性

業務用エアコンを長く安心して使うために|ガイドラインに沿った保守・点検と予防保全の重要性

業務用エアコンの保守点検と予防保全の重要性を日本冷凍空調工業会のガイドラインをもとに解説

店舗やオフィス、工場、病院、介護施設などで活躍している業務用エアコン。

普段は当たり前のように動いているため、故障やメンテナンスについて意識する機会はあまりないかもしれません。

しかし、

  • 冷暖房の効きが悪くなった
  • 異音がする
  • 水漏れが発生した
  • エラー表示が出て止まってしまった

といったトラブルは、ある日突然起こるように見えて、実際には部品の劣化や汚れが少しずつ進行した結果であることが少なくありません。

そこで重要になるのが、

「壊れてから修理する」のではなく、「壊れる前に管理する」という予防保全の考え方です。

一般社団法人日本冷凍空調工業会(JRAIA)では、

「業務用エアコンを長く安心してお使いいただくために」

という冊子を公開しており、

  • 定期的な保守・点検
  • 消耗部品の交換
  • 故障を未然に防ぐ予防保全

の重要性について紹介しています。

詳しくは、一般社団法人日本冷凍空調工業会が公開している「業務用エアコンを長く安心してお使いいただくために」もご参照ください。

一般社団法人日本冷凍空調工業会(JRAIA)
「業務用エアコンを長く安心してお使いいただくために」

クリーンテック春日部でも、これらのガイドラインの考え方を参考に、

「壊れてから対応する」のではなく、「壊れる前に管理する」

という視点を大切にしながら、業務用エアコンの洗浄や保全管理のお手伝いを行っています。

今回は、日本冷凍空調工業会のガイドラインも交えながら、

業務用エアコンを長く安心して使用するためのポイント

についてご紹介します。

この記事はこんな方におすすめです

  • 業務用エアコンをできるだけ長く使いたい
  • 突然の故障を防ぎたい
  • 部品交換の目安を知りたい
  • 保守契約や定期点検を検討している
  • 電気代を少しでも抑えたい

本記事は、

一般社団法人日本冷凍空調工業会(JRAIA)の「業務用エアコンを長く安心してお使いいただくために」を参考にしながら、現場経験も踏まえて解説しています。

業務用エアコンは家庭用よりも過酷な環境で使われています

業務用エアコンは家庭用より過酷な環境で長時間運転されるため、定期点検や保全管理が重要であることを示したイメージ
業務用エアコンは家庭用より過酷な環境で長時間運転されるため、定期点検や保全管理が重要であることを示したイメージ

家庭用エアコンは、夏や冬など必要な時期に使用するケースが一般的です。

一方で業務用エアコンは、

  • 飲食店
  • コンビニ
  • 美容室
  • 病院
  • 介護施設
  • 事務所
  • 工場

など、さまざまな場所で長時間運転されています。

店舗によっては、

1日10時間以上の運転や、24時間稼働しているケースも珍しくありません。

また、

  • 油煙の多い飲食店
  • ホコリが多い工場
  • 海沿いの塩害地域
  • 高温多湿な環境

などでは、一般的な環境よりも部品の劣化が早く進む場合があります。

日本冷凍空調工業会でも、

運転時間が長い場合や使用環境が厳しい場合には、機器の寿命が短くなる可能性がある

としています。

だからこそ、

業務用エアコンは「壊れてから対応する設備」ではなく、「故障を未然に防ぐために管理する設備」

として考えることが重要になります。

定期的な保守・点検が推奨されています

一般社団法人日本冷凍空調工業会では、

「業務用エアコンを長く安心してお使いいただくために」

というガイドラインの中で、定期的な保守・点検の重要性を紹介しています。

定期的なメンテナンスを行うことによって、

  • ランニングコストの低減
  • 故障の予防
  • 快適性の維持
  • 安全性の確保
  • 耐用年数の延長

といったさまざまなメリットが期待できます。

特に店舗や事務所では、

「エアコンが止まる=営業や業務に支障が出る」

というケースも少なくありません。

例えば、

  • 真夏に店舗のエアコンが停止する
  • 病院や介護施設で空調トラブルが起きる
  • サーバールームや事務所の温度管理ができなくなる

など、業務への影響は想像以上に大きくなります。

そのため、

問題が発生してから対応する「事後保全」よりも、故障を未然に防ぐ「予防保全」が重要

とされています。

定期的に点検を行うことで、異常の兆候を早期に発見でき、大きなトラブルを防げる可能性があります。

「まだ動いているから大丈夫」が一番危険です

業務用エアコンの定期点検で異常を早期発見し、故障防止や修理費用の削減につなげるイメージ
業務用エアコンの定期点検で異常を早期発見し、故障防止や修理費用の削減につなげるイメージ

人間でいうと、健康診断を受けずに体調が悪くなってから病院へ行くようなものです。

エアコンも同じで、

  • モーターの劣化
  • 電装部品の劣化
  • ガス漏れ
  • ドレン詰まり
  • 熱交換器の汚れ

などは、時間をかけて少しずつ進行していきます。

そのため、

「昨日までは普通に動いていたのに、突然止まってしまった」

というケースも珍しくありません。

しかし実際には、

故障の前兆が徐々に進行していた

場合がほとんどです。

日本冷凍空調工業会でも、

定期的な診断によって異常を予測し、大きなトラブルを未然に防ぐことができる

としています。

突然の故障は、

  • 営業停止
  • お客様への影響
  • 修理費用の増加
  • 緊急対応によるコスト増

につながることもあります。

だからこそ、

「まだ動いているから大丈夫」ではなく、「問題が起きる前に点検する」ことが、結果的にコスト削減にもつながる

のです。

業務用エアコンの定期点検ではどんなところを確認するの?

業務用エアコンは、多くの部品によって構成されています。

そのため、定期点検ではさまざまな項目を確認し、異常の有無をチェックしていきます。

フィルター

フィルターの目詰まりは、風量低下や電気代の増加につながります。

汚れ具合によっては、

1週間に1回程度の確認や清掃が推奨される場合もあります。

フィルターの汚れを放置すると、エアコンが必要以上に頑張って運転することになり、余計な電力を消費してしまいます。

熱交換器

熱交換器が汚れてしまうと、冷暖房能力が低下し、圧縮機やファンモーターにも余計な負担がかかります。

定期的な洗浄によって、

本来の性能を維持しながら電気代の上昇を防ぐ効果も期待できます。

特に飲食店や美容室などでは、油分やホコリが付着しやすいため、定期的な内部洗浄が重要です。

ドレン系統

ドレンパンやドレンポンプの詰まりは、水漏れの原因になります。

特に天井カセット形エアコンでは、

定期的な点検がトラブル防止につながります。

水漏れは天井や内装の汚損につながるだけでなく、お客様や従業員に迷惑をかけてしまう場合もあります。

ファンモーター

異音や振動、回転状態などを確認します。

ファンモーターは、エアコン内部で空気を送り出す重要な部品です。

劣化が進行すると、

  • 異音がする
  • 風量が低下する
  • モーターが焼き付く

などのトラブルにつながることがあります。

圧縮機

圧縮機は、いわばエアコンの心臓部です。

異音や振動、絶縁抵抗などを確認しながら、異常の有無を点検します。

圧縮機が故障すると高額修理になるケースも多いため、

早期発見が非常に重要な部品のひとつ

といえます。

電装部品

基板やコンデンサ、リレーなどの電装部品も、長年の使用によって少しずつ劣化していきます。

定期点検を行うことで、

故障が起きる前に異常の兆候を発見できる可能性があります。

また、近年の業務用エアコンは電子制御が高度になっているため、電装部品の不具合がさまざまなエラーの原因になることも少なくありません。

定期点検は「修理」ではなく「故障を防ぐための投資」です

「まだ問題なく動いているから点検は必要ない」

そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、

故障してからの緊急修理は、

  • 部品代
  • 出張費
  • 緊急対応費
  • 営業停止による損失

など、想像以上に大きな負担になることがあります。

一方で、

定期的な点検や洗浄によって異常を早期発見できれば、

大きな故障を未然に防ぎ、結果的にコストを抑えられる可能性があります。

まさに、

「修理費をかける」ではなく、「故障を防ぐための投資」

という考え方が、予防保全の基本となります。

部品には交換の目安があります

業務用エアコンのファンモーターやドレンポンプなど主要部品の交換目安と定期点検の重要性を示したイメージ
業務用エアコンのファンモーターやドレンポンプなど主要部品の交換目安と定期点検の重要性を示したイメージ

業務用エアコンは、さまざまな部品によって構成されています。

そして、それぞれの部品には寿命があり、永久に使い続けられるわけではありません。

一般社団法人日本冷凍空調工業会では、部品ごとの交換や点検の目安についても紹介しています。

例えば、

ファンモーター

ファンモーターの交換目安は、

約20,000時間

とされています。

使用環境や運転時間によって前後しますが、長時間運転する店舗や施設では、比較的早い段階で劣化が進むことがあります。

ドレンポンプ

ドレンポンプについても、

約20,000時間

が交換の目安とされています。

ドレンポンプが故障すると、水漏れなどのトラブルにつながることがあります。

冷却ファン

室外機などに使用されている冷却ファンは、

約25,000時間

が目安とされています。

異音や回転不良が発生した場合には、早めの点検が重要です。

ファンベルト

ファンベルトは、

約5,000時間

が交換の目安となっています。

比較的消耗しやすい部品のため、定期的な確認が欠かせません。

もちろん、これらはあくまで目安です。

実際の寿命は、

  • 使用時間
  • 設置環境
  • 運転状況
  • 汚れの程度

などによって大きく変わります。

そのため、

「まだ動いているから大丈夫」ではなく、「そろそろ点検しておこう」という考え方が重要

になります。

汚れを放置すると電気代が増えることもあります

業務用エアコンのメンテナンスは、故障を防ぐだけではありません。

電気代の削減にもつながる可能性があります。

日本冷凍空調工業会では、

熱交換器やフィルターの汚れを放置した場合、

約4年間で40%もの余分な電力を消費した事例

が紹介されています。

つまり、

「まだ動いているから掃除しなくても大丈夫」

と思っていても、

知らないうちに電気代を余計に支払っているケースもあるのです。

定期的な洗浄や点検によって、

  • 冷暖房効率の維持
  • 電気代の削減
  • 機器への負担軽減

につながることが期待できます。

修理と更新、どちらを選ぶべき?

業務用エアコンの修理か更新かを、使用年数や故障頻度、部品供給状況から判断するためのイメージ
業務用エアコンの修理か更新かを、使用年数や故障頻度、部品供給状況から判断するためのイメージ

「故障したら買い替えた方がいいの?」

というご相談をいただくこともあります。

実際には、

  • 使用年数
  • 故障箇所
  • 修理費用
  • 部品供給の有無

などによって判断が変わります。

例えば、

10年以上使用していて、

さらに複数箇所の不具合が発生している場合には、

更新した方が結果的にコストを抑えられるケースもあります。

一方で、

  • 部品交換
  • 定期点検
  • 内部洗浄

などによって、

まだ十分使用できるケースも少なくありません。

だからこそ、

「すぐに買い替える」か「修理して使い続ける」かを適切に判断することが大切

になります。

クリーンテック春日部ではガイドラインに沿った保全管理にも対応しています

クリーンテック春日部では、

エアコン洗浄だけでなく、

  • 定期点検
  • フィルター清掃
  • 熱交換器洗浄
  • ドレン系統の確認
  • 部品劣化のチェック
  • 使用状況に応じた交換時期のご提案

など、

一般社団法人日本冷凍空調工業会の考え方を参考にした保全管理のお手伝いも可能です。

私たちが大切にしているのは、

「壊れてから修理する」ではなく、「壊れる前に管理する」

という考え方です。

業務用エアコンは、突然故障すると営業や業務に大きな影響を与えることがあります。

だからこそ、

定期的な点検や洗浄によって、

できるだけ長く、安心して使用できる状態を維持することが重要

だと考えています。

まとめ 「壊れてから」ではなく「壊れる前」の管理を

定期点検・内部洗浄・部品交換時期のご提案まで対応

業務用エアコンは、

定期的な点検や洗浄、そして適切な部品交換を行うことで、

  • 故障リスクの低減
  • 電気代の削減
  • 快適性の維持
  • 耐用年数の延長

につながることが期待できます。

一般社団法人日本冷凍空調工業会でも、

「予防保全」の重要性が推奨されています。

「まだ動いているから大丈夫」

ではなく、

「壊れる前に管理する」ことが、結果的に設備を長持ちさせ、コスト削減にもつながる

のです。

業務用エアコンの定期点検や内部洗浄、保全管理をご検討中の方は、お気軽にクリーンテック春日部までご相談ください。

参考資料

本記事は、

一般社団法人日本冷凍空調工業会(JRAIA)が公開している

「業務用エアコンを長く安心してお使いいただくために」

を参考に、現場経験も踏まえて作成しております。

詳しくは下記資料もご参照ください。

一般社団法人日本冷凍空調工業会(JRAIA)
「業務用エアコンを長く安心してお使いいただくために」

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という段階でも大丈夫です。
日本冷凍空調工業会のガイドラインの考え方を参考に、
使用状況や設置環境に合わせた保全管理をご提案いたします。